20年以上に渡り、日本に数多くのスペイン・ラテンアメリカ映画を紹介してきたラテンビート映画祭。このたび、同映画祭を運営してきたラテンビートによる特別企画として、スペインの「マドリード王⽴劇場(テアトロ・レアル)」が誇る至高のオペラを日本の映画館で初上映する「マドリード王立劇場 シネマ・ステージ」が、2025年7月18日(金)から31日(木)にかけてTOHO シネマズ⽇本橋ほか全国5都市の映画館にて開催します。
「マドリード王⽴劇場(テアトロ・レアル)」は、1977年にスペインの⽂化遺産に登録された、スペインの首都マドリードにある世界を代表する歌劇場のひとつです。2021年には、世界最⾼のオペラ劇場に贈られる「International Opera Award 2021(国際オペラ賞)」を受賞。最⼤1958席を誇るメインホールと、1,472平方メートルのステージ・ボックスを有し、世界中で評されるさまざまな劇場と共同でオペラを制作、上演しています。
そんな由緒あるテアトロ・レアルでの上演を収録した名作オペラは、世界各国の映画館で上映されています。そして、いよいよ⽇本の映画館でも堪能できる特別上映シリーズが始まります。記念すべき第1弾は、報われない愛をテーマにしたピョートル・チャイコフスキーの傑作『エフゲニ・オネーギン』(7月18〜24日)と、実在した女優アドリアーナ・ルクヴルールの華麗で苛烈な愛と人生を描いた悲劇『アドリアーナ・ルクヴルール』(7月25〜31日)の2作品を上映。
オペラの美しい歌声、舞台の一瞬一瞬を切り取った臨場感ある演出。どの席からでも余すことなく味わえるのは、映画館ならでは。まるで「テアトロ・レアル」で生のオペラを鑑賞しているかのような感覚です。 映画とは異なる“生の芸術”がもたらす、心揺さぶる新たな感動体験。今後とも、ぜひご注目ください!
▶︎上映劇場情報:
TOHOシネマズ日本橋/TOHOシネマズ流山おおたかの森/TOHOシネマズららぽーと横浜/大阪ステーションシティシネマ/TOHOシネマズ二条
※期間中、各劇場1日1回ずつ上映(計7回ずつ上映)予定。
▶︎チケット料金:一般2,500円/学生・HC割引2,000円(税込)
▶︎公式サイト:http://www.lbff.jp
▶︎企画:ラテンビート 後援:スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京 配給:ラテンビート、ライトフィルム
スペインの⾸都マドリードにある「マドリード王⽴劇場(テアトロ・レアル)」。同劇場は荘厳な佇まいと圧倒的な芸術性、最新の舞台設備を有し、⽂化遺産にも登録されている権威ある歌劇場です。
2021年、世界最⾼のオペラ劇場に贈られる「International Opera Award 2021(国際オペラ賞)」を受賞。そんな由緒ある「テアトロ・レアル」で上演された名作オペラが、日本の映画館で堪能できる特別上映シリーズがいよいよ始まります。オペラの美しい歌声、舞台の一瞬一瞬を切り取った臨場感ある演出をどの席からでも余すことなく味わえるのは映画館ならでは。まるで「テアトロ・レアル」で生のオペラを鑑賞しているかのような感覚です。
記念すべき第1弾は、報われない愛をテーマにしたピョートル・チャイコフスキーの傑作『エフゲニ・オネーギン』と、実在した女優アドリアーナ・ルクヴルールの華麗で苛烈な愛と人生を描いた悲劇『アドリアーナ・ルクヴルール』を上映。映像の完成度は高く、“舞台芸術と映画の融合”と呼ぶにふさわしい作品です。
映画とは異なる“生の芸術”がもたらす、心揺さぶる新たな感動体験。
この機会に、ぜひ映画館でお楽しみください。
イサベル1世の治世下の1850年に、建築家アントニオ・ロペス・アグアドが⼿がけ開場。その後、一時期は閉鎖されましたが、1966年に王立高等音楽院および演劇芸術学校の音楽ホール兼校舎として使用。数年間にわたる改修工事を経て、1997年にオペラハウスとして再オープンしました。
テアトロ・レアルは、1977年にスペインの⽂化遺産に登録されています。同劇場の最大の特徴は、最⼤1958席を誇るメインホールと、1,472平方メートルのステージ・ボックス。舞台やオーケストラ・ピットに合わせて舞台装置を変更可能で、照明・音響の組み合わせも多様につくり出せます。また、メインホールでは、アーティスト、ジャウメ・プレンサが制作した「空(Cielo)」と呼ばれる作品を映写。ホール入場から上演開始まで、同作品が鑑賞できます。
テアトロ・レアルでは、世界中で評されるさまざまな劇場と共同でオペラを制作しています。2015年には100万ユーロを投資し、同劇場に録⾳スタジオを設置。著名な映画監督や演出家によるオペラからバレエまで数々の舞台を収録し、世界各国の映画館で上映しています。
ロシアの田舎と上流社会を舞台に、無垢な少女タチアナと、虚無な青年オネーギンの悲劇的な恋と心の綾を描く。
悲恋をテーマにした、ピョートル・チャイコフスキーの傑作。1879年、モスクワ初演。テアトロ・レアルでは2010年に続き、2025年に原作者アレクサンドル・プーシキンの生誕225周年を記念して上演された。オスロのデン・ノルスケ・オペラ劇場とバルセロナのグラン・テアトロ・デル・リセウ劇場の共同制作。演出はクリストフ・ロイ。
18世紀のパリを舞台に、実在したコメディ・フランセーズの花形女優アドリアーナ・ルクヴルールの華麗で苛烈な愛と人生を綴る。
フランチェスコ・チレアによる抒情的レパートリーで、1902年にミラノで初演。本公演は、テアトロ・レアルでの初上演で、スペイン出身の三大テノール、ホセ・カレラスが1974年に同郷のソプラノ、モンセラート・カバリェと共演し、大きな反響を呼んだ伝説的舞台から50周年を記念して企画された。演出は、オペラと演劇の分野で幅広く活躍するデビッド・マクヴィカーが務めている。